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1 News Letter Contents ・佐川急便のSDG・佐川急便の新型コロナウィルス感染予防対策 ・ホームページのコーナー紹介 「今月の佐川男子×佐川女子」 2020年5月1日号(Vol.16) 佐川急便株式会社 佐川急便の「SDGs」 SDGsの目標達成に向けて SDGs※は、2015年9月の国連サミットで採択された、持続可能な社会を作るために世界各国が2016年か ら2030年までの15年間で達成することを合意した世界目標です。SDGsは、17のゴール(目標)と169のター ゲット、232の指標で構成されており、地球上の「誰一人取り残さない」ことを誓っています。 世界には、気候変動や生物多様性、エネルギーなど、多くの社会課題があります。それらの問題を解決 し「未来まで安心して豊かな生活を送ることができる世界」を目指すためには、国や自治体だけではなく、 企業や学校、子どもから大人まで老若男女を問わず、個々の良さを活かしながら目標達成に向けて取り組 むことが大切です。 佐川急便は約2万6千台の車両を保有する運送事業者として、気候変動や環境問題を重要課題として長 年取り組んでまいりました。今回のニュースレターでは、これまで取り組んできた気候変動、環境問題だけ ではなく、SDGsに関する取組みについてもご紹介します。 ※SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称

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Page 1: News Letter · 2020. 8. 7. · News Letter Contents ・佐川急便のSDGs ・佐川急便の新型コロナウィルス感染予防対策 ・ホームページのコーナー紹介

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News Letter Contents・佐川急便のSDGs・佐川急便の新型コロナウィルス感染予防対策・ホームページのコーナー紹介「今月の佐川男子×佐川女子」2020年5月1日号(Vol.16) 佐川急便株式会社

佐川急便の「SDGs」

SDGsの目標達成に向けて

SDGs※は、2015年9月の国連サミットで採択された、持続可能な社会を作るために世界各国が2016年か

ら2030年までの15年間で達成することを合意した世界目標です。SDGsは、17のゴール(目標)と169のター

ゲット、232の指標で構成されており、地球上の「誰一人取り残さない」ことを誓っています。

世界には、気候変動や生物多様性、エネルギーなど、多くの社会課題があります。それらの問題を解決

し「未来まで安心して豊かな生活を送ることができる世界」を目指すためには、国や自治体だけではなく、

企業や学校、子どもから大人まで老若男女を問わず、個々の良さを活かしながら目標達成に向けて取り組

むことが大切です。

佐川急便は約2万6千台の車両を保有する運送事業者として、気候変動や環境問題を重要課題として長

年取り組んでまいりました。今回のニュースレターでは、これまで取り組んできた気候変動、環境問題だけ

ではなく、SDGsに関する取組みについてもご紹介します。

※SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称

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佐川急便が取り組むSDGs

≪貨客混載事業≫

地方を中心に「貨客混載」の事例が増えています。貨物と人の相乗りによって輸配送の効率化が期待できるほか、人口減少に直面している地域の交通インフラ維持、そしてトラック輸送によるCO₂排出量の削減といった環境負荷低減などのメリットが見込まれます。佐川急便では、地域の鉄道、バス、タクシー事業者と業務委託契約を結び、新たな輸送ネットワークを構築することで、地域の交通インフラ維持や環境負荷低減だけではなく、従業員の働き方改革や業務の効率化にも効果が出ています。

長崎県 松浦鉄道様との貨客混載事業事例

住み続けられる街づくりを

気候変動に具体的な対策を

鉄道車内の専用スペースにお荷物の入ったカゴを固定し、輸送する

≪館内物流システム≫

佐川急便は、大型複合施設やいくつもの企業が入居するオフィスビルなどで「人・モノ・車・情報・施設保全」の一元管理を行う「館内物流システム」を提供しています。納品車両、搬入導線、物流に伴う入退館者、貨物用エレベーターの運行調整などの管理によりスムーズな搬入出作業が可能となるだけではなく、納品車両をコントロールすることで、施設周辺の渋滞緩和、待機車両による排気ガス(CO₂、PMなど)の削減にも効果があります。

館内では専用ユニフォームを着用したスタッフが、最適なルートで集配作業を行う

配達・集荷作業だけではなく、お客さまの物流相談にも丁寧に対応

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すべての人に健康と福祉を

ジェンダー平等を実現しよう

産業と技術革新の基盤をつくろう

佐川急便は、約2万6千台の車両を保有し、公共の道路を使用して事業を営む運送事業者として

「安全は全てに優先する」という安全目標を掲げ、日々交通事故の抑止に努めています。新入社員を対象とし、運転操作や安全確認の基礎となる「安全運転基本要領」を学ぶ安全運転基礎研修などの各種研修、社内ライセンス制度の導入、安全補助装置を含むハード面の強化など、日頃から交通事故抑止に取り組んでいます。また、ドライバーコンテストを定期的に開催し、交通安全に対する意識と運転マナーの向上を図っています。

働きがいも経済成長も

毎年開催しているドライバーコンテストは、運転、点検、学科の三種目の合計得点で競い合う

自社で保有する研修施設と教習コースで、運転技術や安全確認のルールを指導する初めてトラックを運転する新入社員も安心して学べるよう、専門スタッフが教育を実施

佐川急便では、台車や自転車で集配を行うサービスセンターの設置や、スワップボディ車の導入などにより、女性が活躍できるフィールドが増えています。スワップボディ車は、荷台とシャーシの脱着が可能なため、運転業務と荷役業務を分けることができ、女性ドライバーでも安心して運転業務に専念することができます。

2020年4月時点で、約16,000名、約27.5%の女性従業員が全国で活躍しています。従業員がいきいきと働くことができる企業へと成長するために職場環境を改善することで、雇用の促進や定着率、多様性の向上に取り組んでいます。

サービスセンターでは台車や自転車などを使用し、オフィスビルや商店街、住宅街などの配達を行う

スワップボディ車は124台導入

社会インフラを担う物流事業者として、お客さまやパートナー企業様と連携し、質の高い物流サービス

が提供できるよう努めています。佐川急便を中心とした先進的ロジスティクスプロジェクトチーム「GOAL®(Go Advanced Logistics)」の結成により、SGホールディングスグループの各事業会社が持つ多彩な機能を融合させ、お客さまへの最適な物流ソリューションの提案に取り組んでいます。提案領域を広げ、物流インフラを拡充することにより、物流の新たな価値の創造、そして、お客さまに喜ばれるサービスの開発を継続していきます。

海外での作業の様子

スマート・インポート®海外で検品・検針・ピッキング・国内配送伝票の貼り付けを行うことで、国内でのリードタイム短縮と、コストの最適化を図ることができる

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気候変動に具体的な対策を

つくる責任つかう責任

セールスドライバー®が着用しているユニフォームは、原料にペットボトルをリサイクルした再生ポリエステルを使用したエコマーク認定商品を採用しています。半袖で6本、長袖で8本の500ml.ペットボトルを再利用しており、使用済ユニフォームの中で使用回数の少ないユニフォームはリユースしています。リユース困難なものは製鉄用の燃料としてリサイクルしています。近年、プラスチックごみによる海洋汚染や海洋生物の生態系への影響が世界的に問題視されています。これからもプラスチックごみの削減へと繋がる資源の循環利用を推進していきます。

全世界で2100年までに気候変動の原因である温室効果ガス(CO₂)の排出ゼロを目指した取り

組みが進められています。佐川急便は、保有する約2万6千台の車両のうち、13,154台(2020年3月末時点)の環境対応車(CNG車〔天然ガス〕、ハイブリッド車、電気自動車、クリーンディーゼル車など)を導入しています。また、液化天然ガスを燃料とする大型LNGトラックの試験走行にも協力しています。鉄道や船舶を使って輸送するモーダルシフトも推進しており、トラックと比較すると鉄道が11分の1、船舶が6分の1と、CO₂排出量の抑制に大きく貢献しています。

陸の豊かさも守ろう

CO₂排出量を抑えた地球にやさしい輸送モード(スーパーレールカーゴ)

一般的なディーゼル車より燃費がよく、排気ガスの排出量が少ないハイブリッドトラック

佐川急便では、自然環境の保全と地球環境との調和を意識した環境活動として東京都八王子市に保有する「高尾100年の森」で森林保全活動を行っています。トラックから排出されるCO₂の吸収源となる「地球温暖化防止に役立つ里山」、「人と自然が共生する里山」の再生を長期的なビジョンのもと進めています。また、次世代を担う子どもたちを対象とした自然体験学習を開催するなど、環境人材の育成にも取り組んでいます。保全活動の様子や、自然体験学習の様子は

HPでも紹介しています。https://www.sagawa-exp.co.jp/takao100pj/

森林保全活動や自然体験学習を行う「高尾100年の森」

自然体験学習の様子 植樹の様子

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佐川急便では、地域との災害協定や包括連携協定、地域見守り協定を

締結し、安心・安全なまちづくりにも貢献しています。

災害時の緊急支援物資輸送や、自治体の防災訓練への参加、地域産品の流通促進、観光振興、子どもや高齢者の見守りなど様々な活動を通して、地域と相互の強みを活かし、連携しながら地域創生に資する活動に取り組んでいます。

≪協定締結≫災害協定 75(行政、自治体、企業など)包括連携協定 30(都道府県、政令指定都市)地域見守り協定 136(行政、自治体など)※2020年3月31日現在

2019年9-10月:災害支援物資を各自治体の物資拠点へ輸送(右)台風15号千葉県、(左)台風19号宮城県

パートナーシップで目標を達成しよう

2020年1月28日に岩手県と包括連携協定を締結

佐川急便が取り組むSDGsについて、ほんの一部をご紹介しました。EC市場の拡大や物流ニーズの多様化などが加速する昨今、物流は社会インフラを支える事業の一つとして認

識されるようになりました。一物流事業者として、お客さまに最適な物流ソリューションを提供するだけではなく、新しい商品の開発や、サービスの展開などを通し、SDGsの活動に貢献できるよう努めてまいります。

また、世界的社会問題となっている貧困や飢餓、エネルギー、気候変動、平和的社会など、持続可能な開発のための諸目標達成に向けて、物流を通して佐川急便ができることを新たな視点で模索し、取り組んでまいります。

佐川急便の新型コロナウィルス感染予防対策

昨今の新型コロナウィルス感染拡大をうけて、佐川急便ではお客さまに安心してご利用いただけるよう、感染予防対策を徹底しています。

施設内における対策・従業員は、手洗い、うがい、マスクの着用、アルコール消毒など感染予防対策を徹底・アルコールによる(ドアノブなど従業員が触れる物の)定期的な消毒・集合形式の会議、集荷・配達以外の顧客訪問等は原則禁止(電話会議、テレビ会議の推奨)・その他、3つの密(密閉、密集、密接)を避けるための営業所毎の取り組み

集荷・配達業務における対策・3月上旬よりスマートフォンへの電子サインから伝票への押印・サインをお願い・お荷物のお渡しや受領印をいただく際、お客さまからのご要望があれば非対面でのお届けを期間限定で実施・4月13日から緊急事態宣言が解除されるまでの予定で、集荷予約制の対象日を全日に拡大

従業員に対する対策・出社時に全従業員に対し非接触型の体温計で検温を実施(発熱がある場合は勤務せず直ぐ医療機関を受診)・点呼を行う対面カウンターに透明仕切りパネル等の設置・間隔を開けて並べるよう足元に目印を設置・セールスドライバー®は、業務中にいつでも消毒を行うことができるように、次亜塩素酸水を携帯

佐川急便のホームページにも感染予防対策について詳しく掲載しています。

詳細はこちら⇒佐川急便の感染予防対策

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掲載内容に関するお問合せは下記までご連絡ください佐川急便株式会社 広報課Tel:03-3699-3614 Mail:[email protected]

バックナンバーは下記のURLからご覧になれますhttps://www.sagawa-exp.co.jp/company/letter.html

前号のコンテンツ(2020年2月1日号)・なんでも運べる佐川急便の「TMS」・佐川急便の災害支援活動、BCP

佐川急便ホームページのコーナー紹介「今月の佐川男子×佐川女子」

佐川急便のホームページ「今月の佐川男子×佐川女子」のコーナーでは、様々なフィールドで活躍する個性豊かな「佐川男子」「佐川女子」を紹介しています。普段の業務をしている様子や仕事に対する想い、佐川急便の様々な取り組みなどを映像でお楽しみいただけます。

2020年4月16日号

人材戦略部 採用管理課 清水 祐希さん

「直接お客さまに接する仕事がしたい」という思いから、埼玉県の岩槻営業所に軽四セールスドライバー職として入社した清水さん。約2年間のドライバー経験を経て、現在の人材戦略部採用管理課へ異動しました。現在は、就職活動中の学生の皆様をサポートするリクルーターとして活躍しています。

軽四セールスドライバー職をしていた時の経験で、現在の業務に活かされていることは?

清水さん:「相手のことを考えて行動すること」が今の業務に活かされていると感じます。入社した当初は、軽四セールスドライバー職としての業務を行うだけで精一杯になり、お客さまを気遣う余裕を持てないことがありました。私が鳴らしたインターホンの音で、幼いお子さんを驚かせてしまった事もあります。自分ではお客さまの為に行動してきたつもりでしたが、様々なお客さまの状況を予測して行動することが出来ていませんでした。お客さまの前に立つ前から、あらゆる状況を想定し行動することが大切なのだと気付きました。それからは常に相手の立場になって物事を考えることが習慣になっています。この経験は、現在のリクルーター業務にも活かされています。学生の皆様も様々な価値観や目標をお持ちです。一人一人にしっかりと向き合い、それぞれが知りたいことをいかにキャッチし、適切に伝えられるか。奮闘しながらの毎日です。

清水さんにとって「佐川急便」とは?

清水さん:挑戦をさせてくれる舞台であり、縁を結んでくれる存在です。入社当時、私の教育係として携わってくれた上司は、今でも私のことを心配し、背中を押してくれます。また、軽四セールスドライバー職時代にお世話になったお客さまからもまだご連絡をいただく事があります。一つひとつの出会いが私を支え、困難を乗り越える力になっています。新しいことに挑戦する時は不安もありますが、それ以上に達成感を感じ、毎日業務を行っています。

≪これまでも個性豊かな「佐川男子」「佐川女子」を紹介しています≫

2020年2月28日号横浜営業所 出田さん

2020年1月30日号八王子営業所 葛馬さん

2019年12月13日号熊本営業所 佐川男子たち

↓↓「今月の佐川男子×佐川女子」はこちらから↓↓

https://www.sagawa-exp.co.jp/company/sd/