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バーゼルⅢモニタリング結果(2014年6月末基準)について
(銀行による自己資本増強が進む)
ムーディーズ・アナリティックス
ディレクター
水 野 裕 二
2015年3月10日
バーゼルⅢモニタリング結果(2014年6月末基準)について
本資料は2014年3月3日にバーゼル銀行監督委員会より発表された「バーゼル
Ⅲモニタリング・レポート」 (2014年6月30日基準)について、その概要をご紹介す
るものです。
“Basel III Monitoring Report / March 2015”(Basel Committee on Banking
Supervision)
本資料ではバーゼル銀行監督委員会によるレポート内容の一部を翻訳してご紹介していますが、弊
社はその正確な内容を保証するものではありません。正確な内容につきましては、原文をご参照下
さいますようお願い致します。原文はバーゼル銀行監督委員会のウェブサイトから入手可能です。
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はじめに
バーゼルⅢモニタリング結果(2014年6月末基準)について
バーゼル委員会が世界の主要銀行を対象に実施したバーゼルⅢの遵守状況の
調査によれば、自己資本、流動性リスク指標(LCR、NSFR)、レバレッジ比率の
いずれも全体的な平均値が規制目標をクリアしており、なおかつ、水準が向上し
続けている。未達成の銀行数は限られている。
ほぼ全ての規制項目において最終的な遵守期限はまだ先であるものの、銀行
業界は規制の国際基準を早期に達成している。
規制指標の改善に大きく寄与しているのは自己資本の増強であり、資産の削減
ではない。この点は銀行業界の自己資本を強化しつつ、マクロ経済に対する資
金供給を維持するという国際的な規制当局による意図とも合致している。
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エグゼクティブ・サマリー
2015年3月5日に公表された米国ストレステストの結果(定量的部分のみ)では、米国主要銀行31社は全て自己資本比率の観点でのストレステストに合格した。米国ストレステストのフォーカスは「自己資本が十分であるか」のみならず、「ガバナンス」や「プロセス」など質的な側面にも置かれている。
ご参考
バーゼルⅢモニタリング結果(2014年6月末基準)について
モニタリング調査結果のサマリー
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バーゼルⅢモニタリング結果(2014年6月末基準)について
バーゼル委員会ではバーゼルⅢが銀行に及ぼす影響を調査するため、世界2
7か国の代表的な金融機関を対象に半期ごとのモニタリング調査を実施してい
る。今回の調査は2012年4月に開始以来、7回目。調査対象項目は自己資本比
率、レバレッジ比率、流動性指標(LCRとNSFR)である。
本レポートは2014年6月末のデータに基づく調査結果であり、対象銀行は合計
224行(グループ1銀行:98行、グループ2銀行:126行)である。調査結果は
バーゼルⅢ完全実施の前提に基づき、フェーズイン措置を勘案していない。
注)グループ1銀行は国際的に活動する大銀行(Tier1キャピタルが30億ユーロ以上)、グループ2銀行はそれ以外。
注)日本からはグループ1で14行、グループ2で4行が参加している。
注) 本資料では個別に記載していないが、個々の調査で対象となった銀行数は必ずしも上記と一致していない場合がある。正確には原資料を参照されたい。
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バーゼル委員会によるモニタリング調査の概要
バーゼルⅢモニタリング結果(2014年6月末基準)について
普通株式等Tier1(CET1)自己資本比率(バーゼルⅢ完全導入前提)
グループ1銀行の平均:10.8% (10.2%)
グループ2銀行の平均:11.8% (10.5%)
Tier1自己資本比率(バーゼルⅢ完全導入前提)
グループ1銀行の平均:11.2% (10.5%)
グループ2銀行の平均:12.0% (11.0%)
総自己資本比率(バーゼルⅢ完全導入前提)
グループ1銀行の平均:12.6% (11.9%)
グループ2銀行の平均:13.7% (12.8%)
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自己資本比率のグループ平均はバーゼルⅢの全目標をクリア
• 最低要件(4.5%)+資本保全バッファー(2.5%):7.0% • G-SIBは8.0-9.5%
• 最低要件(6.0%)+資本保全バッファー(2.5%):8.5% • G-SIBは9.5-11.0%
• 最低要件(8.0%)+資本保全バッファー(2.5%):10.5% • G-SIBは11.5-13.0%
(注) ( )内の数値は2013年6月末を基準とした前回調査の結果。
バーゼルⅢモニタリング結果(2014年6月末基準)について
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CET1自己資本の目標未達はグループ1でゼロ、グループ2で8行
CET1自己資本比率が4.5%未満 (最低基準を未達)
CET1自己資本比率が4.5-7.0% (最低基準+資本保全バッファーを未達)
CET1自己資本比率が7.0%以上 (全基準をクリア)
(注) 2013年6月末を基準とした前回調査ではグループ1で1行、グループ2で11行が未達であった。
バーゼルⅢモニタリング結果(2014年6月末基準)について
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総自己資本ターゲットに対する不足額は引き続き減少
CET1
Tier1
Tier2
【総自己資本ターゲットに対する不足額の合計】
グループ2の不足額は18億ユーロ グループ1の不足額は39億ユーロ
バーゼルⅢモニタリング結果(2014年6月末基準)について
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グループ1、2とも自己資本は着実に増加
【バーゼルⅢ(完全実施)資本の推移)】
バーゼルⅢモニタリング結果(2014年6月末基準)について
グループ1銀行の平均: 5.0% (5.0%) 4.7% (4.4%)
グループ2銀行の平均: 5.6% (5.4%) 5.6% (5.2%)
最低基準3%に未達となったのは17行(グループ1で7行、グループ2で10行)。
レバレッジ比率のグループ平均値は全て基準を達成
(注)バーゼル委員会が検討している最低基準は3%
現行基準のTier1自己資本に基づくレバレッジ比率
バーゼルⅢのTier1自己資本に基づくレバレッジ比率
【バーゼルⅢのTier1自己資本に基づくレバレッジ比率】
(注) ( )内の数値は2013年6月末を基準とした前回調査の結果。
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バーゼルⅢモニタリング結果(2014年6月末基準)について
レバレッジ比率・自己資本比率の改善に寄与したのは自己資本増強
グループ1、2ともに、RWA削減など分母面の対策よりも、自己資本の著しい増強がレバレッジ比率と自己資本比率の2指標に大きく貢献している。
Tier1資本 Tier1
資本
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RWA
RWA
バーゼルⅢモニタリング結果(2014年6月末基準)について
【流動性カバレッジ比率の状況】 ( )内は前回調査(2013年12月末時点)
グループ1銀行の加重平均: 121%(119%)
グループ2銀行の加重平均: 140%(132%)
全体の80%の銀行が最終基準100%を既にクリア(前回76%)
全体の96%の銀行が当初基準60%を既にクリア(前回92%)
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流動性カバレッジ比率(LCR)のグループ平均値は最終基準を達成
バーゼルⅢモニタリング結果(2014年6月末基準)について
【安定調達比率の状況】 ( )内は前回調査(2013年12月末時点)
グループ1銀行の加重平均: 110%(111%)
グループ2銀行の加重平均: 114%(112%)
全体の80%の銀行が最終基準100%を既にクリア
全体の92%の銀行が90%以上の数値
NSFR規制は2014年1月に当初案が公表された後、同年10月に改訂案が公表された。今回の調査は当初案に基づくもので、改定案は反映されていない。
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安定調達比率(NSFR)のグループ平均値は全て最低基準を達成
バーゼルⅢモニタリング結果(2014年6月末基準)について
(ご参考)1年前との比較と規制の基礎知識
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バーゼルⅢモニタリング結果(2014年6月末基準)について
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【総自己資本比率(バーゼルⅢ導入前提)】 1年前(2013年6月) 今回(2014年6月) グループ1銀行の平均: 11.1% 12.6% グループ2銀行の平均: 11.7% 13.7%
【レバレッジ比率(バーゼルⅢ導入前提) 】 1年前(2013年6月) 今回(2014年6月) グループ1銀行の加重平均: 4.0% 4.7% グループ2銀行の加重平均: 4.6% 5.6%
【流動性カバレッジ比率(LCR)】 1年前(2013年6月) 今回(2014年6月) グループ1銀行の加重平均: 114% 121% グループ2銀行の加重平均: 132% 140%
1年前の同調査との比較
バーゼルⅢモニタリング結果(2014年6月末基準)について
バーゼルⅡからバーゼルⅢ資本規制への推移
普通株式等Tier1(CET1)
資本保全バッファ(CET1によるCCB)
その他Tier1(AT1)
Tier2
バーゼルⅢ 最低比率+資本保全バッファー
4.5%
7.0%
8.5%
10.5%
2.5%
1.5%
2.0%
4.5% 普通株式等Tier1
(CET1)
その他Tier1(AT1)
Tier2
4.5%
1.5%
2.0%
4.5%
6.0%
8.0%
バーゼルⅢ 最低比率
バーゼルⅡ
普通株式等Tier1(CET1)
その他Tier1(AT1)
Tier2
2.0%
4.0%
8.0%
2.0%
2.0%
4.0%
資本の質の向上
バッファ追加
ここに記載の項目の他、カウンターシクリカルバッファやG-SIB向けの資本サーチャージも導入が予定されている。
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バーゼルⅢモニタリング結果(2014年6月末基準)について
流動性リスク規制について
【流動性カバレッジ比率(LCR)】
30日間のストレス下での資金流出に対応できるよう、良質の流動性資産(適格流動資産)を保有することを求めるもの。2015年から段階的に実施し、2019年に完全実施。
LCR = 30日間のストレス機関に必要となる資金流出額
適格流動資産 ≧60% ⇒ 100%
(2015年)
(2019年)
【安定調達比率(NSFR)】
売却が困難な資産(所要安定調達額)を持つのであれば、これに対応するために十分な中長期等に安定的な調達(負債・資本)をすることを求めるもの。2018年から実施見込み。
NSFR = 所要安定調達額(資産×流動性に応じたヘアカット)
安定調達額(資本+預金・市場性調達の一部) ≧100%
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バーゼルⅢモニタリング結果(2014年6月末基準)について
レバレッジ比率規制について
【レバレッジ比率】
銀行システムにおけるレバレッジの拡大を抑制することを目的とし、リスクベースの資本規制(従来の自己資本比率規制)を補完するもの。
2011年より移行期間を開始。2013年から2017年までの試行期間にて3%をテスト。銀行レベルの開示は2015年1月より開始。試行期間の結果を踏まえ、2018年1月から第1の柱の下での取扱いに移行すること視野に、今後最終調整が行われる。
G-SIBに適用されるTLACの市中協議案ではレバレッジ比率の水準を最低基準決定の1つの基準として用いている。
レバレッジ比率 = エクスポージャー(オン+オフバランス項目)
資本(バーセルⅢのTier1資本) ≧3%(*)
(*)上記の通り、最終化されたものではない。
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バーゼルⅢモニタリング結果(2014年6月末基準)について
現在進んでいるバーゼル資本規制見直しの全体像
自己資本
自己資本比率 =
信用リスク 市場リスク オペリスク + +
• 標準的手法の見直し • 証券化商品の資本賦課見直し
• 標準的手法の見直し • 先進的手法の見直し
• 銀行勘定の金利リスク(IRRBB) • トレーディング勘定の抜本的見直し
• 資本規制の簡素さや比較可能性の向上、内部格付手法(IRB)の見直し、資本フロアの見直し、ディスクロージャー規制の見直し、ストレステストに関する検討、等
• 流動性規制: 流動性カバレッジ比率(LCR)+安定調達比率(NSFR)
• レバレッジ比率: 2015年から開示、2018年から第一の柱へ移行することを視野に検討中
• 大口エクスポージャー規制: 最終化済み
• TLAC(破綻時損失吸収能力)の追加
• 資本の質の向上 • 資本保全バッファ、カウンターシクリカル
バッファ、G-SIB資本サーチャージ
+
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バーゼルⅢモニタリング結果(2014年6月末基準)について
ムーディーズ・アナリティックスの受賞歴
バーゼルⅢモニタリング結果(2014年6月末基準)について
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