qa-cad ソフトウェア日本語ガイド 入門編) vol.6.2...

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1 QA-CAD ソフトウェア日本語ガイド(入門編) Vol.6.2 FAI 検査表または寸法検査表作成の操作手順 © 2020 Guthrie CAD/GIS Software Pty Ltd. イメージ 1. 寸法公差を OCR で選択して、読み取る イメージ 2. 読み取った寸法公差が自動入力 以下のリンクをクリックして QA-CAD2020 体験版(SJAC9102 EXCEL サンプルファイル付属)をダウンロードしてください。 https://www.guthcad.com/fai-kensa-software-qa-cad-japanese.htm QA-CAD ソフトウェアは永久ライセンスで販売しています。 現在 QA-CAD 英語版のみ利用可能。日本語版 も開発中です。英語版のライセンスは、将来日本語版でも使用できます。 目次 図面ファイルを開く................................................................................................................................................. 2 公差を設定する ........................................................................................................................................................ 3 EXCEL ファイルを選択、設定する(SJAC9102 または他の検査表ファイル) .......................................................... 7 図面上の基準位置の設定 ....................................................................................................................................... 12 図面に最適な寸法取り込み方法の確認 ................................................................................................................ 15 テキスト選択可能な PDF または AutoCAD ファイルから寸法、公差、注記を抽出する方法 .......................... 16 OCR を使用して画像のみの PDF または画像ファイル(TIFFJPEG など)から寸法、公差、注記、GDT キャプチャする方法……………………………………………………………………………………………………………………………………………….19 取り込んだデータを EXCEL ファイルに出力する................................................................................................. 26 バルーンを追加した図面ファイルを保存する( 元のファイルは変更無し) ........................................................ 28 バルーン付きの図面ファイルを PDF ファイルに変換する ................................................................................. 28

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Page 1: QA-CAD ソフトウェア日本語ガイド 入門編) Vol.6.2 …...ンメニューで必要な公差標準を選択できます(たとえば、2768-m(ISO 2768 一般公 差とその媒体(m)公差クラス指定)。次に、[OK]ボタンを押して、手順5

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QA-CAD ソフトウェア日本語ガイド(入門編) Vol.6.2

FAI 検査表または寸法検査表作成の操作手順

© 2020 Guthrie CAD/GIS Software Pty Ltd.

イメージ 1. 寸法公差を OCR で選択して、読み取る イメージ 2. 読み取った寸法公差が自動入力

以下のリンクをクリックして QA-CAD2020 体験版(SJAC9102

EXCEL サンプルファイル付属)をダウンロードしてください。

https://www.guthcad.com/fai-kensa-software-qa-cad-japanese.htm

QA-CAD ソフトウェアは永久ライセンスで販売しています。 現在 QA-CAD は英語版のみ利用可能。日本語版

も開発中です。英語版のライセンスは、将来日本語版でも使用できます。

目次

図面ファイルを開く ................................................................................................................................................. 2

公差を設定する ........................................................................................................................................................ 3

EXCELファイルを選択、設定する(SJAC9102または他の検査表ファイル) .......................................................... 7

図面上の基準位置の設定 ....................................................................................................................................... 12

図面に最適な寸法取り込み方法の確認 ................................................................................................................ 15

テキスト選択可能な PDFまたは AutoCADファイルから寸法、公差、注記を抽出する方法 .......................... 16

OCRを使用して画像のみの PDFまたは画像ファイル(TIFF、JPEGなど)から寸法、公差、注記、GD&Tを

キャプチャする方法……………………………………………………………………………………………………………………………………………….19

取り込んだデータを EXCELファイルに出力する ................................................................................................. 26

バルーンを追加した図面ファイルを保存する(元のファイルは変更無し) ........................................................ 28

バルーン付きの図面ファイルを PDFファイルに変換する ................................................................................. 28

Page 2: QA-CAD ソフトウェア日本語ガイド 入門編) Vol.6.2 …...ンメニューで必要な公差標準を選択できます(たとえば、2768-m(ISO 2768 一般公 差とその媒体(m)公差クラス指定)。次に、[OK]ボタンを押して、手順5

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図面ファイルを開く

ステップ 1: QA-CAD を起動して、File メニューから Open をクリックする。

ステップ 2: PDF ファイル (もしくは TIFF や JPEG 等の画像ファイルや AutoCAD ファ

イル)を選んで Open ボタンを押す。

ステップ 3: QA メニューから QA Settings を選んでクリックする。

Page 3: QA-CAD ソフトウェア日本語ガイド 入門編) Vol.6.2 …...ンメニューで必要な公差標準を選択できます(たとえば、2768-m(ISO 2768 一般公 差とその媒体(m)公差クラス指定)。次に、[OK]ボタンを押して、手順5

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公差を設定する

ステップ 4: QA Settings ウィンドウが開く。QA-CAD は、寸法と公差が一緒に描かれ

ている場合、寸法と指定された公差を一緒に取り込みできます(例:「.174±

0.02」)。ただし、図面で公差が指定されていない場合(例:「.174」)、QA-CAD

は図面の寸法に基づいて公差を自動的に入力できます。 QA-CAD には、許容差が指

定されていない場合の 3 つの自動許容差入力方法があります。(設定が必要ない場

合はステップ 5 に進む)

方法 1:QA-CAD が内蔵している標準公差データベースから使用する標準公差を選択

します。(ちなみに JIS の普通公差(JIS B 0405 や JIS B 0403 等)を選んで使用可能で

ある。)

or

図面で上記の画像のような公差要件を見つけた場合、Gen Tolerance 1 ドロップダウ

ンメニューで必要な公差標準を選択できます(たとえば、2768-m(ISO 2768 一般公

差とその媒体(m)公差クラス指定)。次に、[OK]ボタンを押して、手順 5 に進み

ます。

Page 4: QA-CAD ソフトウェア日本語ガイド 入門編) Vol.6.2 …...ンメニューで必要な公差標準を選択できます(たとえば、2768-m(ISO 2768 一般公 差とその媒体(m)公差クラス指定)。次に、[OK]ボタンを押して、手順5

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方法 2:小数点以下の表示桁数で公差を変える方式の場合、公差の許容値を設定し

て使用します。

図面に以下の公差要件が表示されている場合は、Attributes タブを押して Gen

Tolerance 1 右隣の Configure Tolerances ボタンを押す。(設定が必要ない場合はス

テップ 5 に進む)

次に、Manage Tolerances ウィンドウが開きます。 Default Tolerance タブをクリック

します。必要な線形/角度の寸法値は、小数点以下の桁数によって決定されます(た

とえば、小数部が.X に対して+/- 0.1 である場合、小数点以下の位置 X.X の線形公差

値として 0.1 と入力します)。必要な公差値の設定が全て完了したら、Save ボタン

を押します。

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次に、OK, Default Tols A saved ウィンドウが開きます。 OK ボタンを押します。次に、

QA settings ウィンドウが開きます。 Gen Tolerance 1 のドロップダウンメニューで

Default Tols A を選択します。ステップ 5 に進みます。

方法 3:公差範囲を設定して使用する方法。

図面に以下のような範囲による公差表が表示されている場合は、必要な公差範囲を

設定し、Attributes タブをクリックして、Gen Tolerance 1 の横にある Configure

Tolerances ボタンを押す必要があります。

次に、Manage Tolerances ウィンドウが開きます。Custom Tolerances タブをクリッ

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クします。必要な公差表全体を入力します(例:3 以上で6以下の場合(OVER 3 で

UP TO 6 まで)、上列に 3、上列に 6 と入力します。

次に、下限公差として-0.1、上限公差として 0.1 と入力します)。必要な公差表を作

成して保存するときは、最大の Up To セルを空白にする必要があります。必要な公

差表の入力が完了したら、Save ボタンを押します。

OK, Custom Example saved ウィンドウが開きます。 OK ボタンを押します。次に、

QA settings ウィンドウが開きます。 Gen Tolerance 1 のドロップダウンメニューで

Custom Example を選択します。ステップ 5 に進みます。

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EXCELファイルを選択、設定する(SJAC9102または他の検査表ファイル)

ステップ 5: Attach Attributes, Capture Dimension 及び Attach zone label にチェックマ

ークを付ける。 Definition table のドロップダウンリストから SJAC9102 Japanese、

Excel Template のドロップダウンリストから SJAC9102 Japanese を選択する 。 [OK]

を押してステップ 6 に進みます。

ただし QA-CAD 内蔵の EXCEL テンプレートではなく、自分の EXCEL テンプレートフ

ァイルに直接出力する場合は、EXCEL テンプレートを開き、開始セルと列名を確認

します(弊社が提供する寸法検査表サンプルは下記からダウンロードできます。

www.guthcad.com/tutorials/qa-cad/サンプル検査成績書日本語版ダウンロード用.xlsx

下記の EXCEL テンプレートファイル例では、開始セル:A17、A 列:番号、D 列:寸法

値、E 列:公差下限、F 列:公差上限)。

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QA-CAD に戻ります。 Configure EXCEL template ボタンを押します。次に、Manage

Excel templates ウィンドウが開きます。 New ボタンを押します。

次に、Copy from current EXCEL template を選択し、New Table フィールドにテンプ

レート名を入力します(この例では「MY SAMPLE」と入力します)。次に、OK ボタ

ンを押します。

Manage Excel templates ウィンドウに戻り、Excel file Name 入力フィールド(下の画

像の赤い長方形)の横にある[…]ボタンをクリックします

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次に、EXCEL テンプレートファイルを選択します(下の画像では、「サンプル検査

成績書日本語版ダウンロード用.xlsx」が選択されています)。 Open ボタンを押し

ます。

Manage Excel templates ウィンドウに戻り、Configure Columns ボタンを押します。

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Columns configuration ウィンドウが開きます。Start Column(開始列)に A を入力し、

Start Row (開始行)に 17 を入力します。次に、ドロップダウンメニューで列 B を

Blank(空欄)に変更します。また、列 E を Lower Tolerance(下限公差値)に、列 F を

Upper Tolerance(上限公差値)に、残りの列(G から J)を Blank(空白)に変更します(7

ページの EXCEL テンプレートファイル例では、開始セル:A17、A 列:番号、D 列:寸

法値、E 列:公差下限、F 列:公差上限)。次に、OK ボタンを押します。

Manage Excel Templates ウィンドゥに戻り、Save ボタンを押します。次に OK ボタ

ンを押します。

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次に、QA Settings ウィンドウが開きます。 EXCEL template で「MY SAMPLE」を選択

し、OK ボタンを押して、ステップ 6 に進みます。

(このカスタマイズ EXCEL テンプレートは非常に簡単な例です。最大/最小寸法値

を出力するか、すべての寸法と上限/下限公差を単一のセルに出力する必要がある場

合は、最初に Define QA Attributes Tables ボタンを押して、次に以下のリンクをクリ

ックしてください。EXCEL テンプレートの変更方法に関するチュートリアル Web ペ

ージが開きます。)

https://www.guthcad.com/tutorials/qa-cad/export-data-to-customised-EXCEL-tutorial-QA-CAD.html#How%20to%20customize%20EXCEL%20template

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図面上の基準位置の設定

ステップ 6: QA メニューから Set/View Zones を選択する。 (もし基準位置(reference

location)が必要ない場合はステップ 11 に進む)。

ステップ 7: Reference Zones ウィンドウが開く。 Get coordinates from drawing ボタン

を押す。

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ステップ 8: 左上から右下まで図面の縁全てを選択して左クリックする。(実際には

QA-CAD では黒線で図面の縁を選択する。)

ステップ 9: Reference Zones ウィンドウに戻る。 Rows(行)や Columns(列)または

Letters reference や Origin(原点)を図面に基づいて変更する。 (本ガイドのサンプル図

面では, Rows: 6, Columns:8, Origin は右下(Bottom right) )。グリッドラインが図面の

ゾーンにマッチするまで x1, y1, x2, y2 の値を調整して、Apply ボタンを押す(本ガイ

ドのサンプル図面では, x1: 8, y1:7, x2:855, y2:550 でマッチする)。 OK ボタンを押す。

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ステップ 10: 図面内の文字が小さすぎる場合はマウスホイール(3つあるマウスボタ

ンの内、真ん中のボタン)を前方向に回転させるとソフトウェア画面を拡大できます。

逆に、図面内の文字が大きすぎる場合はマウスホイールを後ろ方向に回転させると

ソフトウェア画面を縮小できます。

または、Zoom Out ボタン(下の画像の赤い長方形)を押して、図面上でマウスポ

インターを移動して左クリックすると、図面を拡大できます。逆に Zoom Out ボタ

ンを押すと、画面を縮小できます。

それから左クリックボタンを押して保持すると、マウスポインターがハンドのシン

ボルに変わり、この状態で図面を上下左右に自由に動かすことができる。

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図面に最適な寸法取り込み方法の確認

ステップ 11:図面から寸法値を取り込みする前に、PDF 図面の文字情報を確認して

最適な取り込み方法を選択しましょう。 Inquire メニューから Text を選択します。

次に、いずれかの寸法の上にマウスポインター(十字形)を移動し、1 回左クリッ

クします。

以下のポップアップウィンドウが表示された場合(Drawing does not have any

Text/Shapes)、PDF は、イメージのみの PDF です。この種類の PDF から寸法、公

差、注記、GD&T をキャプチャするには、QA-CAD の OCR 機能を使用する必要があ

ります。ステップ 16 に進みます。

または、ポップアップウィンドウに寸法情報が表示されている場合(下の画像例で

は「3.41」が表示されます(赤い長方形))、PDF 図面には寸法、公差、注記が PDF

のベクトル情報(ベクター情報)として保存されています(いわゆる CADから PDF生成

ソフトを利用して作成されたベクタ PDFがこの種の PDFで、線分・文字情報を保持

した PDFです)。

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QA-CAD は、PDF のベクターデータを 100%の精度で抽出できます。しかし幾何公差(GD&T)はテキストデー

タではなく PDF 図面の画像(ラスター)データであるため、幾何公差をキャプチャする必要がある場合は、

OCR メソッドを使用してください)。ステップ 12 に進みます。

テキスト選択可能な PDFまたは AutoCADファイルから寸法、公差、注記

を抽出する方法

ステップ 12.次に、QA menu から Add QA symbols をクリックします。

ステップ 13:Attach Attributes および Capture Dimension Value にチェックマークを

付けます(ただし OCR / GD&T Capture にはチェックマークを付けないでくださ

い)。 OK ボタンを押します。

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ステップ 14:マウスポインターが変化し、プラス記号の付いた円形図形のように見

えます(下の画像の赤い長方形の中に円が表示されているように)。このモードで

は、図面上にバルーンを描くことができます。バルーンを配置する場所に円形図形

を移動し、1 回左クリックします。すると、そこに円形図形が配置されます。

ステップ 15:プラス記号をキャプチャする寸法値(または注釈)に移動できます

(例では、プラス記号は 3.296 に向かって移動します)。 2 回左クリックします。

寸法値が取り込まれて、Add/Edit QA Symbol Attribute ウィンドウの Dimension 属性

情報に表示されます。 OK ボタンを押します(1 つのバルーンと属性設定が完了)。

画像 15-1。プラス記号を、取り込みする寸法値(または注釈)に移動します。一度左クリックします。

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画像 15-2。赤い風船が表示されます。もう一度左クリックします。

画像 15-3。ターゲットの寸法値が取り込まれ、Add/Edit QA Symbol Attribute ウィンドウの Dimension 属性フ

ィールドに表示されます。OK ボタンを押します。公差値の上限と下限は、公差設定により自動的に入力さ

れます。(下の図では、QA-CAD の ISO 標準許容値テーブルの 1 つである 2768_m から寸法値に合った上限

と下限の公差値が入力されています)。

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ステップ 24 に進みます(この方法では、図面がテキスト選択可能なベクトル情報

を持つ PDF ファイルまたは AutoCAD ファイルである場合、水平、垂直、および斜

めに記載された寸法や公差、または文章を 100%の正確さで取り込みできます。)

OCRを使用して画像のみの PDFまたは画像ファイル(TIFF、JPEGなど)

から寸法、公差、注記、GD&Tをキャプチャする方法

ステップ 16: QA メニューから Add QA symbols を選んでクリックする。

Attach Attributes や Capture Dimension 及び OCR/GD&T にチェックマークを付けて、

OK ボタンを押す。OCR 言語の初期設定では eng (英語)が選択されている。その他に

jpn(日本語)や deu(ドイツ語)または fra(フランス語)から選択可能。また中国語や韓

国語等も追加可能(日本語文章を OCR で取り込む時のみ jpn を選択。寸法公差や幾

何公差の取り込みは eng を使用します)。

ステップ 12: マウスポインターをバルーンを描きたい所に移動して、左クリックす

る。

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すると、赤色のバルーンが図面に描かれる。(下の画像では 7.10 が OCR ターゲット)。

ステップ 13: +マークを OCR で読み込みたいターゲットの近くに移動する。左クリ

ックして保持すると、ターゲットを囲むための四角形を描くことができる。

四角形を描いたら、左クリックを二回する。

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ステップ 14:その後 Add/ Edit QA symbol attributes ウィンドウが開く。選択した寸法

(Dimension)が Dimension Filed に自動的に入力されている。同時に公差はユーザーが

設定した値や QA-CAD に内蔵された ISO 公差表に基づいて計算、表示される。

ステップ 15: この後は、同じ手順で次のバルーンを描いて、寸法や注釈 を OCR で読

み取る。

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もし寸法や公差が一緒に描かれている場合は, 両方を同時に OCR の四角形で囲ん

で読み込む。

寸法や公差及び注釈や幾何公差(GD&T)が垂直に描かれていても OCR で読み込み可能

また寸法や直径の最大値、最小値も同時に読み込み可能。OCR 設定で jpn を選択す

ると日本語文章も OCR で取り込み可能。

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ステップ 16: 幾何公差(GD&T)を OCR で読み込む場合, 下記の画像のように幾何公差

記入枠の全体を選択する。

四角形を描くのが完了して、左クリックを二回すると、OCR で読み込まれた幾何公

差が Dimension 属性フィールドに自動的に入力、表示される。

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ステップ 17: OCR の結果が正しくない場合、Cancel ボタンを押して、OCR 操作を再

度実行します。

#ソフトウェア画面のズーム率は、OCR の精度に影響します。中央のマウスホイー

ルボタンを回してズームインまたはズームアウトすると、より正確な OCR 結果が得

られます。使用可能な最適な画面ズーム率をテストして見つける必要がある場合が

ありますが、これはターゲットの図面によって異なります。

または、GD&T ボタンを押します(結果が寸法、公差、テキストノートの場合、キ

ーボードで直接入力して修正できます)。

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GD&T Data input ウィンドウが開く。正しい幾何公差シンボルのボタンを押して訂正

すうか、キーボードから英数値を入力して訂正する。 (上の OCR 結果は $52.2 であ

り間違い。$を⌀に置き換えて訂正した )。 OK ボタンを押す。

ステップ 17. 全てのバルーンを描いて、全ての寸法や幾何公差を読み込むまで、今

までの手順を繰り返す。

OCR 機能詳細をビデオで学習したい場合は、下記のリンクをクリックして QA-CAD

日本語ページを開き、YouTube ビデオクリップ(検査表自動作成ツール QA-CAD)をご

覧ください。

https://www.guthcad.com/fai-kensa-software-qa-cad-japanese.htm

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取り込んだデータを EXCELファイルに出力する

ステップ 18. QA メニューから Export Attributes を選択する。

SJAC9102 の EXCEL テンプレートを選択して OK ボタンを押す(ステップ 5 で自分の

EXCEL テンプレートを選択、設定した場合、ここで指定した EXCEL テンプレートを

選択します)。

新しい EXCEL ファイルネームを入力して、Save ボタンを押す。

Page 27: QA-CAD ソフトウェア日本語ガイド 入門編) Vol.6.2 …...ンメニューで必要な公差標準を選択できます(たとえば、2768-m(ISO 2768 一般公 差とその媒体(m)公差クラス指定)。次に、[OK]ボタンを押して、手順5

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続いて Yes ボタンを押す。

ステップ 19. EXCEL ソフトが起動して、QA-CAD で読み込んだ全ての値が入力された

EXCEL ファイルが表示されます。(以下の画像は AS9102 Rev. B Form3 テンプレート

を使用した出力結果です。もし SJAC9102 Japanese のテンプレートを選択した場合、

日本語の EXCEL ファイルで出力、結果表示されます)

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バルーンを追加した図面ファイルを保存する(元のファイルは変更無し)

ステップ 20. 図面に追加したバルーンを保存するために File メニューから Save

Markup Edits を選択する。(この操作でバルーン情報を保存する CVM ファイルが作成

されるが、元の PDF 図面ファイルに変更は加えられない) 。

バルーン付きの図面ファイルを PDFファイルに変換する

ステップ 21. またバルーンを描いた PDF ファイルを作成するために File メニューか

ら Publish to PDF を選択する。

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PDF Xchange や Microsoft prints to PDF または Adobe PDF 等の各種 PDF ドライバーを

選択して PDF を作成する

そして PDF 表示ソフトでバルーン付き PDF 図面を表示して確認を行う。

# 他の QA-CAD チュートリアルは下記の Web ページで利用可能。 https://www.guthcad.com/tutorials/qa-cad/QA-CAD-download-tutorial.html © 2020 Guthrie CAD/GIS Software Pty Ltd.